それまで周囲から一定の評価を得ていたC子だったが、新人のU子がデキる子だったことから、一転してC子は手を焼く存在となった。
最近の娘は初期状態でなかなかスキルが高いものだと感心していたものの、ある時、K男がC子にアドバイスをすると、今度はU子の能力を上回わり、それまでの信頼もあって一気にトップに踊りでた。
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ここに来て、C子<U子からC子>U子に逆転した。
それから暫くの間、それまでC子に向けられていた視線はU子に向けられ、U子は邪魔な存在になっていった。新人の能力が高いのかもしれないけれど、枯れた安定性のあるC子は直ぐに信頼を取り戻せたからだ。
今度はK男がU子に近づき、小さなアドバイスをした。するとU子はC子ほどではないものの、同等の処理を任せられることになった。それでもまだ、U子の新しい先進的な能力よりも、C子の新しくはないけれど枯れた安定性という評価は大きく響いた。
K男は思った。どの娘も、やっぱり男次第なんだな、と。
娘たちの能力を上手く引き出すことができるかどうかは男次第ということで、彼女らの能力や信頼性を正しく見ぬいて、的確なアドバイスや仕事の内容を振り分けてやることができれば、彼女らはそれに答えてくれるだろう。
恋愛然り。
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