上記手法は現代のものであるが、戦時中にも活用された。
同じように戦時中の話として、素晴らしい装置を開発した日本人があった。
彼は、それまでの問題を解決する装置を生み出し、それを活用するよう求めた。だが、認められなかった。
しかし、敵国はその素晴らしさをいち早く見抜き、直ぐに既存の装置と取り替えた。
おかしなことに、敵国が採用したことで、発明者をふさわしくないものとして処罰しようとさえした。
全くもって呆れる話だが、民族性を見れば、これは、今後も続くだろう。
そういう中にあっても、立ち向かい、研究し、生み出す努力をする日本人は素晴らしいと思う。
だが、日本国に議員の一人は、一番でなければダメか、と発言した。
聞いた瞬間、思わず強く言い放った。
一番でなければダメだ。
そう思ったのは私だけではないようで、実際に多くの優秀な頭脳が、ついに母国を見放した瞬間でもあった。
残念ながら、その発言をした議員が議員であるのは、日本国民が選んだからだ。
日本国民は、公務を行う人達を罵倒する。
そして、同時に公務を行うものは、国民を馬鹿だと思っている。
だが、すべてが間違いなのかといえば、そうでもないから困る。
あるとき、人気のある外国人のバイリンガルタレントが、言った。
「もっと個を強調すべき。自信をもつべき。」(意訳)
たしかにそうだし、そういう世の中も素敵だと思う。
だが、同時に、それは日本の良さを捨てることになるだろうと感じた。
言語から何から、たぶん世界一複雑な国だと思う。
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