彼女と出会ってから始めた一眼レフ@フィルムは、なかなか興味深いものだった。
結局のところ、今はデジタル一眼レフになっているわけだけれど、何にしても初めて何に触れたのかが重要だというのは、様々なものと共通しているのだろう。
はじめて触れたフィルム一眼レフは、何もわからず、つまりは適当に購入できる範囲にあったからというのが大きい。これは、様々な分野において初心者が価格重視で何らかの製品やサービスを購入するのと似ているのだろう。というか、同じか。
はじめて触れたそれから様々に勉強し、いよいよ購入したのは別のメーカーのものだった。それまでの運用において重要視したのは、径が同じ=互換性があることだった。これは、レンズ本体もさることながら、レンズの先に取り付ける各種レンズ(偏光レンズなど)が利用するレンズの違いに影響されないようにしたかったから。流通量が多ければ交換部品も豊富であり、優良中古に出会うこともあるかも知れない、とも。
とかく、新品が嫌いだ。
それまで、中古というものに対して誤った情報しか与えられていなかったからというのも十二分にあるけれど、中古を初めて真剣に検討したのはパソコンを買う時だった。
が、当時はパソコンといっても、現在のようなグラフィカルなものではなかったけれど、そのうちどれを購入するかを検討するために集めた情報だけでも十分に価値があるものだった。
中古品というのはとにかくトラブルが多いのも事実。だから好きなのだ。遭遇する様々な問題にどのように対処していくのかを学びながら、いつか購入する新品を正しく選択できる目を養う事もできるし、その時には既におおよその問題には対処できるようになっているはずだ。
乗用車にしても同じで、それまで新品か中古かで判断しているのが逆転し、新品が除外されるようになっている。確かに新品は魅力的だし、新品は良い。だが、新品だからこそ弄れない。自分の中の問題だろうが、新しいものを傷つけるよりは、ある程度傷ついているものを思うように弄り尽くしたほうがずっと楽しい。そしてある程度わかった頃には~ということだ。
ただし、異性はこの限りではない唯一のモノ・・とか言ってみたりしてな。
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